気候変動・自然環境改善への貢献

ユニカフェグループは、異常気象や自然災害の原因となる気候変動を緩和し、
また自然への負荷を低減・回復させることに貢献する取組みを行い、
持続可能な社会の実現を目指します。

コーヒーは、栽培時の気温や降雨量に生育が大きく左右される作物です。

コーヒー産業は、気候変動によってこれまでの生産地が栽培に適さなくなったり、病害虫の影響を受けやすくなるなどの課題を抱えており、

気候変動への対応は、産業そのものの維持発展に大きく影響する重要課題です。

ユニカフェグループは、異常気象や自然災害の原因となる気候変動を緩和し、また自然への負荷を低減・回復させることに
貢献する取組みを行い、持続可能な社会の実現を目指します。

環境方針

コーヒー製品の生産、その他の事業活動を通じて、地球環境の維持・改善に十分配慮した企業経営を行います。

  • コーヒー生産時における使用エネルギーの削減、廃棄物の減量化・再利用を推進し、環境負荷の低減を目指します。
  • 環境関連法規及びその他の要求事項を遵守します。
  • 全社員に対して、環境に関する教育活動を積極的に行い、意識向上を図り、環境目標の達成及び地域周辺の環境維持・向上を目指します。

GHG排出量を削減する

目標

事業活動によるGHG排出量削減(基準年:2019年比)
2025年 Scope1・2   46%削減
2040年 Scope1・2・3 カーボンニュートラル

Scope1,2排出量の実績と目標値

各カテゴリでの具体的なCO₂排出数値を算定の上、現在第三者保証を受けるための検証中です。
保証を受け次第、順次数値を開示してまいります。

工場内照明のLED化

神奈川総合工場では、LED照明を使用しています。LED照明は、白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が小さく、工場稼働時のCO₂排出量を削減できます。

神奈川総合工場のLED照明

工場での実質再生可能エネルギー由来電力の使用

神奈川総合工場では、2022年9月から、実質再生可能エネルギー由来電力を使用しています。実質再生可能エネルギー由来電力は、再生可能エネルギー由来の非化石証書により、CO₂排出量ゼロの付加価値がある電力です。これにより、同工場で使用する電力から排出されるCO₂が実質ゼロとみなされます。

再生可能エネルギー使用オフィスへの移転

2023年2月より、ユニカフェグループは再生エネルギーを100%使用したオフィスへ移転しました。

これにより、本社オフィスでの電力使用によるCO₂排出量はゼロとなっています。

ユニカフェグループが入居している
再生可能電力使用オフィス

廃棄物削減及び資源循環を行う

目標

NB製品に使用する包材を順次環境包材へ切替え

プラスチック使用量削減

コーヒー包材は、品質保持のために水・空気・光に対するバリア性が必要なため、一定量のプラスチックの使用が不可欠です。ユニカフェグループでは、資材の①薄肉化、②紙化、③バルブレス包材の導入、の3つの対策を大きな柱として、まずは石油由来のプラスチック使用量を削減することを目標に取組んでまいります。

目標

コーヒー残渣(※)のリサイクル率
2030年 100%

※神奈川総合工場で発生する焙煎豆、粉、微粉、チャフ

牧場での再利用

製造工程で生じるコーヒー残渣は、磯沼ミルクファーム様が経営する牧場に提供し、再利用しています。磯沼ミルクファーム様では、牛舎の敷料にコーヒー残渣を使用して舎内の臭いを和らげ、牛たちにとって快適な生活環境づくりに取組んでいます。また、牛糞にコーヒーかすを混ぜた堆肥の生産・販売も手掛けており、コーヒーかすが土に還り、他の農作物を育てる循環が作られています。

磯沼ミルクファーム

コーヒーを撒いた
牛の寝床

完熟コーヒー牛糞堆肥
「牛之助」

その他の取組み

麻袋の再利用

コーヒー生豆の輸送・保管に用いられる「麻袋」の再利用に取組んでいます。神奈川総合工場では、製造工程の始めに麻袋を裁断し、中の生豆だけを製造ラインに投入します。空になった麻袋は、再生原料化したり、果樹園の敷材等の用途で農業に活用したりして、廃棄物の削減に努めています。

紙資源の削減

デジタル化の推進によって、紙資源の消費量削減に取組んでいます。ワークフローシステムやWeb会議システム活用による社内文書の電子化、製造現場におけるタブレット端末を用いた製造データの管理など、ICTを活用して業務をデジタル化することで、紙資源の消費量を削減しています。また、わたしたちが使用する名刺には、抽出後のコーヒー粉(コーヒーグラウンズ)と麻袋を配合した環境に優しい再生紙を使用しています。

タブレット端末を用いた製造データ管理