日本に初めてコーヒーが正式に輸入された1877年(明治10年)のコーヒー輸入量は生豆換算で18t(180万杯・1杯10g換算)でしたが、以後、喫茶店が誕生するなど、徐々に消費量は拡大を続け、60年を経過した1937年(昭和12年)には8571t(現在の50分の1)にまで拡大しました。
しかし戦時体制の強化により、翌年には半分に減少。コーヒー代用品として、大豆や麦などを炒ったものが出はじめました。この状況にコーヒーの組合を結成するなど、コーヒー業界として立ち上がりましたが、1939年(昭和14年)には贅沢品に課せられる物品税がかかるようになりました。そして遂に1942年(昭和17年)には輸入が完全に途絶え、統制会社のみが製造し、軍にのみ納品される時代に突入。食糧難などが深刻となる中で、他の物資と同様に一般の市民にとってコーヒーは、欲しくても手に入らない事態となったのです。
この時代を「コーヒー暗黒時代」といい、現在では信じられませんが、コーヒーは敵国の飲み物、ぜいたく品の烙印を押されたようです。
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