【アラビア説(イスラム教説)】
昔、シェーク・オマールという名のイスラム教の若い僧侶がいました。彼はイエメンのモカで病気に苦しんでいた王女を、祈祷によって救いました。しかし、王様が王女との恋仲を疑いはじめ、ついに、オマールは無実の罪で追放されてしまいます。食べるものもなく、山の中をあてもなくさまよい歩くオマール。お腹がすいてしかたがありません。すると、1羽の鳥が赤い実を食べながら陽気にさえずっています。空腹だったオマールは、試しに小鳥が食べていた赤い実を摘み取り、煎じて、スープをつくってみました。すると、なんともいえない良い香りがします。飲んでみると、驚くほど疲れがとれて元気になるではありませんか。その後、医者でもあったオマールは、この赤い実を使ってたくさんの人を病から救いました。そしてついに、罪が許され再びモカへ帰ったオマールは、守護聖人として人々に崇拝されるようになったそうです。
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