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コーヒーの歴史 ─ 日本史におけるコーヒー ─

4. 戦後の復興とともにコーヒーも復活

 1945年(昭和20年)に日本は終戦を迎えたものの、コーヒー豆の輸入が再開されたのは1950年になってからでした。輸入が途絶えた8年の間、コーヒー豆は本当に貴重品であったのです。
  輸入再開に併せ、物品税が50%から30%に引き下げられ、また日本では生産できないことなどの理由から年ごとに順次、引き下げられていきました。
  しかし、まだまだ当時は戦後の混乱期。輸入には外貨の割当てが必要など、自由に輸入はできません。復興に併せて喫茶店やホテルなども営業を再開、コーヒーは飲まれるようになり消費は急激に回復していきましたが、他の物資と同様に欲しいだけ手に入るというようなものではありませんでした。
  1956年(昭和31年)にインスタントコーヒーに輸入外貨が割当てられ、一般の市場にはじめて登場しました。このインスタントコーヒーは1901年、当時シカゴに駐在していた日本人の科学者、加藤サトリ博士が開発し発表したもので、その後、改良が進められ1931年にはアメリカ軍の携帯品に採用されたことを契機に、第2次大戦後、開発需要が広まりました。
  日本市場においては1960年(昭和35年)、コーヒー生豆が全面的に輸入自由化になり、相次いで国内メーカーがインスタントコーヒーの製造を開始。翌年にはインスタントコーヒーの輸入も自由化となりました。
  外食産業ではレギュラーコーヒーが広まり、そして家庭ではインスタントコーヒーが浸透していき、コーヒー消費は右肩上がりで拡大していったのです。

ワンポイント!

「昭和30年代、コーヒーに加えて砂糖やクリームも貴重品でした。当時の人達はコーヒーにこれらを加え、味わっていました」

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